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次回5月9日角打ちテーマは「北海道」

ワイン好きの皆さま、こんにちは!

次回、5月9日(木)に開催する角打ちイベント。今回のテーマに選んだのは、いま日本国内のみならず、世界中のワイン愛好家やプロフェッショナルから熱い視線を浴びている「北海道ワイン」です!

現在、北海道内には約75軒(2026年時点)のワイナリーが存在します。歴史ある最大産地の山梨県(約90軒)や長野県(約80軒前後)に次ぐ国内トップクラスの規模でありながら、特筆すべきはその「勢い」です。ワイン特区制度の活用などにより、過去10年間でワイナリー数は約3倍に急増。新規参入のペースは日本一を誇り、圧倒的な原料供給基盤とともに日本ワインの成長エンジンとなっています。

今回は、そんな北海道ワインの「なぜ今、こんなに美味しいのか?」という秘密と、角打ちに登場する個性豊かな造り手たちのストーリーをご紹介します。

 

なぜ今、北海道なのか?
〜「寒すぎる」から「奇跡の冷涼産地」へ〜


かつての北海道は、ワイン用のぶどうを育てるには「寒すぎる」場所でした。しかし現在、世界のプロが北海道に注目するのには、明確な理由があります。

一つ目は、「美しい酸」です。山梨県が日本固有種「甲州」を得意とするのに対し、北海道はピノ・ノワールやケルナー、シャルドネといった「世界基準の欧州系品種」の栽培を強みとしています。冷涼な気候のもとでゆっくりと成熟するぶどうには、良質なワインに不可欠な「きれいな酸」がしっかりと残ります。これにより、世界基準の品種であるピノ・ノワールやシャルドネなどが、見事に育つ奇跡の環境となっているのです。

二つ目は、本州のような「梅雨がない」こと。湿気が少なく病害リスクが低いため、広大な土地でのびのびとぶどうを育てることができます。

さらに、気候変動による温暖化の影響も無視できません。世界中のワイン産地が暑さに悩まされる中、北海道は「冷涼でありながら、ぶどうがしっかり熟す」という絶妙なバランスを手に入れました。まさに今、時代の追い風を受けている産地なのです。

 


北海道ワインの歴史
〜逆境から始まった挑戦と、次世代ドメーヌの誕生〜


この素晴らしい産地は、一朝一夕にできたわけではありません。

北海道ワインの歩みは、1960年代にさかのぼります。度重なる冷害や財政難に苦しんでいた十勝の池田町が、自生する「山ブドウ」に着目し、自治体主導でワイン造りを始めました。これが有名な「十勝ワイン」の誕生であり、逆境を地域資源に変えた偉大な第一歩です。

その後、1970〜80年代にかけてドイツ系の冷涼地向け品種の栽培が進み、産地の土台が築かれました。

 

そして最大の転機となったのが、2010年代以降です。曽我貴彦氏(ドメーヌ・タカヒコ)やブルース・ガットラヴ氏(10Rワイナリー)といった情熱あふれる先駆者たちが北海道のポテンシャルを証明したことで、栽培から醸造まで一貫して手掛ける小規模で高品質な「ドメーヌ型」のワイナリーが次々と誕生しました。これにより、北海道はただの「ぶどうの供給地」から、テロワール(土地の個性)を表現する「銘醸地」へと劇的な進化を遂げたのです。


押さえておきたい!北海道の3大注目エリア


広大な北海道は、エリアごとに気候も土壌も大きく異なります。まずは、代表的な3つのエリアを押さえておきましょう。

 

  • 余市(後志地方): 「日本のブルゴーニュ」とも呼ばれる現在の中心地です。果樹栽培の古い歴史を持ち、海と山に囲まれた穏やかな気候のもと、高品質なピノ・ノワールやケルナーなどが生み出されています。

  • 空知(そらち): 内陸の豪雪地帯。緩やかな丘陵地に若手生産者が集まり、自然派(ナチュラルワイン)との親和性も高い、熱気あふれる注目のエリアです。

  • 十勝: 北海道ワイン産業の原点。寒暖差が非常に大きく、過酷な冬を越えるための耐寒性独自品種(「山幸」など)の研究と世界的評価が特徴です。


5月9日の角打ちに登場!7つの個性派ワイナリー

 

次回の角打ちでは、中心地である「後志(余市・仁木)」や「空知」はもちろん、美しい景観の「上川」から、とびきり個性豊かな7つのワイナリーのワインをご用意します!

 

【後志エリア(余市・仁木)】

  • 平川ワイナリー(余市): フランスの有名レストランでシェフ・ソムリエを務めた平川敦雄氏が設立。ワイン単体ではなく「料理を美味しくするためのワイン(ガストロノミー起点)」を徹底的に追求し、日本の高級レストランでもこぞって採用される話題の造り手です。

  • ドメーヌ・イチ(仁木): 北海道における有機JASとオーガニック認証の先駆者、上田一郎氏のワイナリー。自然酵母を用い、極力介入を避けたピュアな味わいが魅力です。

  • ドメーヌ・ブレス(仁木): 医療現場で長年働いていた本間裕康氏が転身し設立。自社畑のぶどうを中心に、造り手の温かいストーリーと情熱が詰まった少量生産のワインを生み出しています。

 

【空知エリア】

  • 滝沢ワイナリー(三笠): 創業者の滝沢信夫氏が、50代を過ぎてから原野を開墾してスタートしたワイナリー。その熱い思想と大地のエネルギーは、現在、若き代表・影山航大氏へとしっかりと受け継がれています。

 

【上川エリア(富良野周辺)】

  • ドメーヌレゾン(中富良野): 広大な自社圃場を持ち、ヤギの放牧を通じて土壌を育む「サステナブル」なワイン造りを実践。スケール感と自然への敬意が共存するワイナリーです。

  • カムイ・メトッ・ヌプリ(上富良野): アイヌ語で「神霊ある山の尾根」を意味するワイナリー。有機農業グループの理念を体現し、ビオディナミ(生命力動農法)によって大地の力を引き出した自然派ワインを造っています。

 

北海道ワインの「今」を、角打ちで体感しよう!


いかがでしたでしょうか? 「寒すぎる土地」から「奇跡の冷涼産地」へ。先人たちの苦労と、今まさに現場で汗を流す造り手たちの情熱が、グラスの中のワインには詰まっています。

知識として知るのも楽しいですが、ワインの本当の魅力は味わってこそ! 5月9日(木)のQuindi角打ちイベントでは、今回ご紹介したワイナリーのワインを実際にグラスでご堪能いただけます。

北海道の冷涼な風、造り手たちの哲学、そして息を呑むような美しい酸を、ぜひあなた自身の舌で確かめに来てください。皆さまのご来店を、心よりお待ちしております!


26.5.9 sat 角打ちワインバー申込みフォーム


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