こんにちは。

今度の日曜日（12月7日）は4回目の角打ちワインバー＠MuM’です。

 

相鉄本線天王町駅のYBP改札を出て徒歩1分、ガード下にあるMuM’（マム）で、

毎月第一日曜日の15〜17時の2時間だけ、私、村上が店頭に立って

選りすぐったワインを10本用意して角打ち体験をしていただくという企画。

破格の税込2,200円。これは行かない手はないでしょう。

 

初めこそ苦労した集客ではありましたが、第2回、第3回とお客様が増えていき、

4回目にしてご予約での満席御礼となりました！

どうもありがとうございます…！！

 

 

さて、気になる第4回のテーマは、、

「リースリングとローヌ系品種」です。

 

知名度の高い白葡萄「リースリング」はどんなイメージですか？

人によっては甘い品種と言われる方もいますし、キリッとした酸味で爽やかな味わいと答える方もいらっしゃいます。

ドイツ原産で寒さへの耐性が強いため、冷涼な気候で栽培されることの多いこの品種。

日本でも北海道や東北地方で使用されていますね。

 

リースリングの特徴としては、ワインスクールに通っていた頃に教えてもらった香りがあります。

それが「ペトロール香」。

ペトロールとは、石油で精製した画溶剤のことで、キューピー人形の匂いとも教わりました。

 

長らく、ペトロールこそがリースリングの特徴香だと思っていたのですが、

実はそれは間違いで、暑く乾燥した環境で生まれる香りだということがわかりました。

果皮に生成された色素成分「カロチノイド」が分解された”TDN”がその香りの正体。

 

葡萄が紫外線や熱から自らの種子を守ろうとすると、果皮が色付き、

その色素成分が香りの元になるということなのです。

 

ですので、冷涼な地域や年にはその特徴は現れにくい、とのこと。

 

今回のラインナップはこの4種類。

・フィリップ・ラルド　シーファー・リースリング（独・モーゼル）

・キンツレー　リースリング（仏・アルザス）

・楠わいなりー　リースリング ピノ・グリ（日本・長野）

・カルパネーゼ・エリーザ ボーラ・ビアンコ（イタリア・ヴェネト）

 

果たしてこの「ペトロール香」がどのように味わいとして現れるのか、

並行でのテイスティングが楽しみです。

 

 

そして、赤ワインはローヌ系品種。

ローヌ地方は、フランスの南東に広がる主要産地です。

都市で有名なのは、「美食の都」とも呼ばれるリヨン。

 

ローヌ地方の葡萄品種と言えば、おそらく一番有名なのは「シラー」でしょう。

オーストラリアでは「シラーズ」と呼ばれ、濃厚でフルボディタイプの筆頭格というイメージなのですが、

シラーが栽培されるローヌ地方の北部は、立地的にブルゴーニュに続いており、

ローヌの単一シラーは、実はピノ・ノワール的な繊細さを持ち合わせたスタイルが数多くあります。

そしてそのエレガントスタイルでの特徴は「黒胡椒」の香り。

 

ローヌ系の品種はシラー、グルナッシュ、ムールヴェードルの頭文字をとって”SGM”と呼ばれ、

他にもカリニャンやサンソーといったスパイシーな葡萄をブレンドしてワインを造ります。

総じて、ローヌ系の品種は「スパイシー」だと評されることが多いです。

 

今回のワインの中で、その「スパイス」がどのように現れてくるでしょうか…？

 

赤ワインのラインナップはこちらの4種類

・ワンダーワーク　フリー・ユア・マインド（米・カリフォルニア）

・クロ・ド・ロリジンヌ　ル・プティ・バリオ・ルージュ（仏・ルーション）

・ウィランガ 100　トロット・ヴィンヤード（豪・サウスオーストラリア）

・ヴァンヴィ　シラー 樽熟成（日本・長野）

・シグルド　レッド・ブレンド（豪・サウスオーストラリア）

 

そして、ブラン・ド・ノワール（黒葡萄で造る白ワイン）も楽しみです。

クロ・ド・ロリジンヌ　ル・プティ・バリオ・ブラン（仏・ルーション）

 

ワインをセレクトするにあたり、10本の中で収めるのはなかなか悩ましく、

今回は泣く泣くリストから外したワインがいくつもありました。

また別の切り口で彼らの出番を作って、皆様にご紹介できればと思います！

 

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MuM’（マム）

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