「ローカルSEOを使って集客をしたいけど、何から始めたら良いかわからない」とお悩みの声がよく聞かれます。日本国内では最近耳にするようになってきましたが、まだ馴染みのないのがローカルSEOの実態です。
しかし、ローカルSEOをうまく利用することはこれからの集客の重要な施策の一つとなります。
この記事ではローカルSEOを導入しやすくするための下準備として、MEOとの違い、基本的な対策方法について解説します。
ローカルSEOとは?MEOとの違いや対策について徹底解説
ローカルSEOとは
Googleなどで特定の地域や店舗、オフィスなどを検索したときに、検索結果が上位に表示されるために行う対策のことです。
検索結果が上位に来ることで、自身の経営する店舗がユーザーに表示される回数が増え、ユーザーの来店を促す効果が期待できます。
現在のお店探しとスマホ検索は切っても切り離せません。店舗や施設を設置してビジネスを始める方は、必須対策となります。
ローカルSEOの重要性
地域の人々に来店してもらう最も最善のマーケティング方法の一つであるローカルSEOですが、なぜそんなに重要なのでしょうか。
米国、フランス、ドイツ、イギリスの消費者75%以上がビジネス情報の検索に Google を使用しているというデータがあります。
また、Googleマップでの「近くで」+「ショッピング」の検索は前年比100%以上で増加しています。
これは、日本在住者だけではなく観光客の集客にも繋がることになります。
円安の影響で多くの外国人観光客が日本へ訪れている今、この好機をみすみす逃す手はありません。
ローカルSEOとMEOの違い
結論を先に言うと、この2つの違いはほとんどありません。
ローカルSEOは
”Search Engine Optimization”の略で「検索エンジン最適化」と意味していて、Web検索全般を刺す用語に「ローカル」と範囲を限定したものです。
一方でMEOは
”Map Engine Optimization”の略で「マップエンジン最適化」という意味。
地図表示が最適になるための施策ということです。
日本では集客のためのマップ検索対策というと、MEOの方がよく使われている印象です。
どちらもほぼ同じ意味と目的として使用できますが、
MEOは日本で使われている造語で、海外では広くローカルSEOとして使われることが多いようです。
※当社では、海外マーケット向けのローカルSEO(MEO)対策も行うことから、サービスメニューにはどちらも表記しております。
ローカルSEOの仕組み
ここで、簡単にですが検索結果で上位になる仕組みである、ローカル検索アルゴリズムの仕組みについてご紹介します。
Googleの公式発表では、主要の3つの要因が上位を獲得することに繋がるとされています。
1)関連性
ユーザーの検索用語とGoogleビジネスに登録している情報(プロフィール)の用語の関連性により順位が決まります。つまり検索用語と関連性を高めることで上位に表示される確率が高くなると言うことです。
2)距離
ユーザーの検索位置と目的地までの距離が検索順位を左右します。つまり、ユーザーの位置と目的地が近いほど検索結果は上位になると言うことです。目的地から近い位置にいるユーザーにアプローチするために的確な住所を登録することが重要です。
3)知名度
知名度(視認性)とは、そのビジネスがどのくらい知られているかと言うことです。つまり多くのユーザーに知られているほど、検索結果は上位になります。そのため、口コミ件数やレビューの評価が高いほど多くのユーザーに知られ、結果として検索上位になる確率が高くなります。
ローカルSEOの基本的な対策方法
では、どのようなアクションが集客というビジネス上の結果に繋がっていくのか。
まずは基本的な対策をして、検索結果が上位になるような土台作りが重要になります。
1)ビジネス情報(プロフィール)を詳しく登録する
Googleビジネスプロフィールを登録するとき、カテゴリーごとに詳しく入力することがポイントとなります。なぜなら、ユーザーの検索用語や現在位置である関連性と距離により、検索結果が上位になる確率を高くするためです。プロフィール情報を詳しく入力し情報提供しましょう。
2)オーナーを確認する
ビジネスプロフィールの登録が完了したら、次はそのビジネス情報が本当にオーナーのものかを確認します。ビジネスオーナーを登録することで、信頼性が高まり検索結果の上位とユーザーの信頼性を高めて集客に繋がります。
3)口コミに返信する
全ユーザーが口コミを見ることができ、口コミ評価を見て来店するユーザーもいます。例え、評価が悪い口コミがあったとしても丁寧に対応することで誠意が見られ、ユーザーの信頼性が高まります。また、口コミの用語と検索用語の関連性も高まり、検索結果の上位に繋がります。
4)SEO対策をする
Googleビジネスプロフィールにビジネス公式サイトを登録すること、またそのサイトで被リンクを獲得することで、関連性が広がり上位表示に繋がります。
各グルメサイトやクーポンサイトなどのNAP(店舗名、住所、電話番号)の情報統一も必ずやっておきたいことの一つです。
ローカルSEOの基本的な対策から始めてみましょう
ローカルSEOとは特定の地域や店舗、オフィスなどを検索したときに、検索結果が上位に表示されるために行う対策のことです。
アジアなどヨーロッパでも今やお店の予約はGoogle MAPで対応していて、言語の壁を感じずに手配が完了するのでとても快適です。
やや遅れを取っている日本のサービス業、店舗業態も近いうちに同じ感動をユーザーのみなさんが体験するようになるでしょう。
ぜひ、この記事を参考にローカルSEO(MEO)の対策を始めてみてください!